バレエダンサー動きで固太りをほぐす
バレエダンサー。実は筋肉もりもりだって知ってました?もりもりと言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、筋肉量ははんぱないです。一度一流バレエダンサーを近くで見てみるとすぐにわかります。
でもマッチョって見えないですよね。バレエダンサーって。どうしてでしょう。それは筋肉の質がボディービルダーと違うからです。単純に筋肉を大きく、筋繊維を大きくすることを目的にしているボディービルダーと、動きがしなやかになることを目的にしたトレーニングを積んでいるバレエダンサーの筋肉の質が違うのは当たり前でしょうね。
バレエダンサーにとって筋肉はあくまで動きを実現するための手段なのです。だから、筋肉を太くとか大きくということよりも、動きをしなやかに、上品にということを優先します。そしてこれが筋肉にとっては非常にいいのですね。
というのも、ボディービルダーの筋トレは、乳酸がたまりやすいです。集中的に特定部分に負荷をかけることによって筋繊維をミクロの単位で損傷させ、その回復(超回復)によって筋繊維を太くしていきますから。乳酸がたまることはほぼ前提でしょう。
一方でバレエダンサーの場合は集中的に特定部に負荷をかけるというよりは、体全体を使って表現をしていきます。もちろん負荷はかかるのですが、体全身を使うことを継続するので、特定部分に集中的に負荷がかかるということにはなりません。
この動きの違いが乳酸の溜まりやすさの違いになってくるのです。